ワンモアハンドとSyncotBaseを比較|整骨院の予約システム、どちらが向いている?【2026年7月時点】

2つの予約システムの向き不向きを比較する記事のイメージ図。左右に分かれる道

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予約システムの比較記事は世の中にたくさんありますが、この記事は少し変わっています。書いているのは、比較される側(SyncotBaseの開発会社)です。

だからこそ、次の3つをお約束したうえで書きます。

  • 競合の情報は、ワンモアハンド公式サイトで直接確認した内容(2026年7月28日時点)だけを使います。比較メディアのまとめ記事は根拠にしません
  • SyncotBaseの短所・非対応機能も、すべて書きます
  • どちらが「優れている」かは断定しません。「どんな院に、どちらが向いているか」で整理します

⚠️ 本記事の比較は基本使用料ベースです。ワンモアハンドのオプション料金は公式サイトで公開されていないため(「資料をご確認ください」との記載)、総額での高い・安いは断定できません


先に結論:向き不向きはこう分かれます

こんな院向いているのは
集客支援(SNS連携・外部予約媒体・メルマガ配信)まで全部入りで任せたいワンモアハンド
キャンセル待ち・保険診療のWeb予約受付が必要ワンモアハンド
予約とカルテを、シンプルに・低コストで・事故なく回したいSyncotBase
院長1名運用で、月5,000円前後から始めたいSyncotBase

理由をこれから順に説明します。まず相手の強みからです。


ワンモアハンドはどんな院に向いているか

ワンモアハンド(運営:Cross Rink Inc.)は、整骨院・鍼灸院に特化した予約システムです。公式サイト(2026年7月28日時点)によると、導入実績は5,000店舗を突破しています(※同社公表・2026年3月時点)。

公式サイトで確認できた強みは、次のとおりです。

  • LINE配信の幅が広い:予約のリマインドに加えて、メルマガ・ステップメール・アニバーサリーメールもLINEで配信できます
  • 集客支援の機能が豊富:Google口コミ獲得、SNS連携、Hot Pepper Beauty連携(オプション)、メルマガ・ステップ配信
  • キャンセル待ち受付保険診療のWeb予約受付指名予約・指名料に対応
  • 複数店舗の一括管理(オプション・本部アカウント)
  • 初期費用は通常49,800円のところ、現在キャンペーンで無料。初期設定の無料代行つき

つまり、「予約管理だけでなく、集客から店舗展開まで1つのシステムでカバーしたい院」には、ワンモアハンドが有力な選択肢です。これは正直に申し上げます。SyncotBaseはこの領域では戦っていません。


SyncotBaseはどんな院に向いているか

SyncotBase(シンコットベース)は、弊社(合同会社Rhythmwalker)が開発・運用保守する、整骨院・鍼灸院向けの予約・カルテ管理システムです。都内で長年営業する整骨院と開発段階から共同開発し、同院で実際に運用されています

設計思想は「全部入り」の逆です。予約とカルテの管理を、事故なく・迷わず回すことに絞っています。

  • 同じ月額でカルテが標準搭載:Standard(月額9,800円・税込10,780円)は、部位・施術内容・写真/動画つきのカルテを標準搭載。ワンモアハンドでは電子カルテ・Web問診票・同意書は有料オプションです(公式サイト・2026年7月28日時点)
  • 月5,000円前後から始められる入口:Light(月額4,800円・税込5,280円)は院長1名運用を想定した低価格プラン。ワンモアハンドの公式サイトに掲載されている料金の範囲では、該当する価格帯のプランは確認できませんでした
  • 承認フローが必須の設計:患者さんの申込がそのまま確定にならず、院が承認して初めて確定します。ダブルブッキングを仕組みで防ぐための、SyncotBaseの設計判断です
  • 解約時に「カルテの中身ごと」持ち出せる:全プランで、患者情報・予約履歴に加えてカルテの画像・動画の実ファイルまで含む全データをZIPで持ち出せます。カルテには5年の保存義務があるため、「解約後もファイルとして開ける形で手元に残る」ことは実務上大きな意味があります(※大容量の場合は個別サポート対応)
  • 回数券の残数管理に対応(Standard・ご希望の院のみ/2026年8月提供開始):回数券の残数・有効期限・消化履歴をアプリで管理でき、予約画面から残数を確認できます。Lightプランは対象外で、既定では無効のため、ご希望の院に対して弊社が個別に有効化する形です。※決済機能は含みません。料金の授受は院側の運用になります
  • Googleカレンダーへの書き出しに対応(Standard・ご希望の院のみ):確定した予約を、院のGoogleカレンダー内に作られる専用カレンダーへ自動で書き出せます。ただし SyncotBase から Google への一方向で、Google側に入れた予定が予約枠に反映されることはありません(=下の比較表の「Googleカレンダー相互連携」は×のままです)。Lightプランは対象外で、ご希望の院ごとに弊社側での事前設定が必要なため、個別にご案内する形になります
  • Google口コミの依頼を自動で送れる(全プラン・要有効化):ご来院の翌日に一度、院のGoogleマップのURLを添えたお礼のメッセージを自動送信できます。送信はLINEかメールのどちらか一方を院が選ぶ形で、文面も編集できます。同じ患者さんへ繰り返し送らないための間隔(既定60日)も設定できます。有効化は既定でオフなので、使う院だけオンにしてください。※全員に同じ文面が届く仕組みです。良い評価をくれそうな方だけを選んで送る、といった使い方はできません(景表法とGoogleのポリシー上、そうすべきではないためです)
  • 担当を指名しての予約に対応(Standard・ご希望の院のみ):患者さんを担当スタッフに紐づけ、そのスタッフの受付可否に応じて予約枠を出し分けられます。同じ担当の二重予約も防ぎます。Lightプランは対象外で、既定では無効のため、ご希望の院に対して弊社が個別に有効化する形です。※「指名料」を上乗せして課金する機能は含みません
  • 作り手と直接つながる:開発・運用保守を自社で行う2名体制の会社です。要望や不具合報告が、そのまま作り手に届きます

SyncotBaseの短所(先にすべてお伝えします)

比較検討中の方に、非対応の機能を先に列挙します。

  • LINEのトーク内で予約が完結する機能はありません。LINEでできるのは確定通知・前日リマインドなどの自動通知で、予約自体はWebフォームから行います(公式LINEのリッチメニューからWeb予約ページへ誘導する形は可能です)。※この点はワンモアハンドも同じ方式です(同社公式サイトに「LINEリッチメニューに予約ボタンを設置すれば予約が可能」と記載・2026年7月28日時点)
  • 患者さんがWebフォームに入力する問診票(Web問診票)はありません。SyncotBaseの問診票は、紙の問診票を画像・PDFで患者カルテに保存しておく機能で、スタッフだけが見るものです
  • キャンセル待ち受付・保険診療のWeb予約受付は非対応
  • 「指名料」を課金する機能はありません(担当を指名しての予約自体は、上記のとおりStandardで対応しています。指名に料金を上乗せして計算・請求する機能が無い、という意味です)
  • Hot Pepper Beauty連携・SMS通知・メルマガ/ステップ配信は非対応
  • Googleカレンダーとの双方向同期は非対応(書き出しは可能ですが、Google側の予定を予約枠に取り込むことはできません。上記のとおりStandard・要事前設定です)
  • 複数店舗の一括管理は非対応(1〜2店舗の院を想定しています)
  • アプリ内決済・保険請求・キャンセル料の自動計算は非対応
  • 患者さんによる予約の自己キャンセル操作は非対応(お電話での受付運用です)
  • リマインドは前日の朝にまとめて送信する仕様のため、前日朝より後に入った駆け込み予約・当日予約にはリマインドが届きません
  • 初期費用があります(Light 15,000円・Standard 25,000円/税抜。※内容は次の章で説明します)

これらが必須条件の院には、SyncotBaseはおすすめしません。


料金の比較(基本使用料ベース・2026年7月28日時点)

繰り返しになりますが、ワンモアハンドのオプション料金は公式サイトで非公開のため、以下は基本使用料の比較です。

SyncotBase LightSyncotBase Standardワンモアハンド
月額4,800円(税込5,280円)9,800円(税込10,780円)9,800円(税込10,780円)
年払い48,000円(税込52,800円)※2ヶ月分無料相当98,000円(税込107,800円)※2ヶ月分無料相当公式サイトに記載なし
初期費用15,000円(税込16,500円)25,000円(税込27,500円)通常49,800円→現在キャンペーンで無料
最低契約期間年払い=1年/月払い=縛りなし同左公式サイトに記載なし
無料お試し最大2ヶ月(申込月の翌月末まで無料)同左公式サイトに記載なし(無料相談・資料DLあり)

※SyncotBaseの料金は2026年7月時点。ワンモアハンドは公式サイト(2026年7月28日時点)より。キャンペーン内容は変わる可能性があるため、最新は同社公式サイトでご確認ください。

注目していただきたいのは「月額9,800円の中身」です

Standardとワンモアハンドは、基本使用料が同額です。違いは中身にあります。

  • SyncotBase Standard:カルテ(部位・施術内容・状態評価・写真/動画)が標準搭載。紙の問診票を画像・PDFで患者カルテに貼っておく機能も全プランで使えます(患者さんが入力するWeb問診票ではありません
  • ワンモアハンド:電子カルテ・Web問診票・同意書は有料オプション(公式サイト・2026年7月28日時点。オプション価格は非公開)

「カルテまで使う前提」で総額を見積もると、この差は効いてきます。逆に、カルテは別のシステムを使い続ける・紙のままでよい院なら、この差は関係ありません

SyncotBaseの初期費用は「返金可能なデポジット」です

「相手は初期費用無料なのに、なぜSyncotBaseは初期費用を取るのか?」——当然の疑問だと思うので、そのまま答えます。

SyncotBaseの初期費用は、無料トライアル(最大2ヶ月)開始時にお預かりする、返金可能なデポジットです。

  • トライアルの結果、継続しない場合は全額返金します(振込手数料を除く)
  • 継続いただく場合は、共同開発で得たノウハウに基づく初期設計と、患者情報などのデータ移行の伴走費用として充当します(Excelからの一括取込に対応。※過去の予約データの移行は対象外です)

つまり「お試しにはお金がかからず、続ける場合だけ、立ち上げ支援の対価になる」仕組みです。


機能の比較表(2026年7月28日時点)

◯=対応/×=非対応/OP=有料オプション。「記載なし」は公式サイト上で確認できなかったもので、「非対応」という意味ではありません

機能SyncotBaseワンモアハンド
24時間Web予約
承認フロー(院が承認して確定)◯(必須・OFF不可)公式サイトに記載なし
同時予約の上限制御◯(同時対応数の上限+担当別の二重予約防止)◯(スタッフ・施設・機械の数量制御)
LINE通知(確定・リマインド)◯(前日朝に一括送信)◯(〇日前/〇時間前を設定可・メール/LINE)
LINEからWeb予約への誘導(リッチメニュー)
カルテ◯(Standard標準/Light簡易)OP(有料)
Web問診票(患者さんがフォームに入力)×OP(有料)
問診票の保存(紙を画像・PDFで患者カルテに添付)◯(全プラン・スタッフ専用)公式サイトに記載なし
トレーニング記録◯(Standard)公式サイトに記載なし
指名予約◯(Standard・要事前有効化)/指名料の課金は×◯(指名料も対応)
キャンセル待ち受付×
保険診療のWeb予約受付×
Hot Pepper Beauty連携×OP
Googleカレンダー相互連携×OP
複数店舗の一括管理×OP(本部アカウント)
Google口コミ依頼の自動送信◯(全プラン・要有効化)OP
SNS連携・外部予約媒体×OP
メルマガ・ステップ配信×◯(メール/LINE)
流入元分析(どの経路から予約が来たか)◯(Standard)◯(成果タグ・GA4・媒体別売上)
データ一括取込◯(Excel・患者/メニュー/スタッフ等 ※予約データは対象外)◯(顧客データCSV)
解約時のデータ持ち出し◯(カルテ画像・動画の実ファイル含む全データZIP)◯(顧客・予約履歴のCSV)
患者の自己キャンセル×(電話受付)公式サイトに記載なし
初期設定の代行◯(初期費用に充当・トライアル解約時は返金)◯(無料代行)
導入実績立ち上げ期(整骨院・鍼灸院・パーソナルジムで実運用中)5,000店突破(※同社公表・2026年3月時点)

出典:ワンモアハンド公式サイト(2026年7月28日取得。URLは記事末尾)/SyncotBaseは自社仕様(2026年7月時点)。

表の「×」が、自院にとって痛いかどうか

比較表でわかるのは機能の有無までで、判断が分かれるのは「その×が自院の運用で実際に困るのか」のほうです。たとえばキャンセル待ちが×でも、お待ちの方へ電話で連絡している院なら支障はなく、Web受付に一本化したい院では話が変わります。今の予約の回し方だけ伺えれば、この表のどの行が効いてくるかまでは見当がつきます。答えが「いまのまま何も変えないほうがいい」になることもありますし、ワンモアハンドのほうが合いそうであれば、そうお伝えします

この比較表を自院の運用に当てはめて相談する(SyncotBase公式サイト)


予約システムを乗り換える前に確認したい、データ持ち出し・料金・お試し期間のイメージ図

乗り換える・選ぶ前のチェックリスト

ワンモアハンドを選んだほうがいい院

  • メルマガ・ステップメールなどの配信施策を、メールとLINEの両方で回したい
  • SNS連携・外部予約媒体・メルマガ配信まで使って、集客のテコ入れをシステムに任せたい
  • キャンセル待ちや保険診療のWeb受付が必須
  • 3店舗以上を一括管理したい

SyncotBaseを選んだほうがいい院

  • 予約の電話対応とダブルブッキングをなくすことが最優先
  • カルテ(写真・動画含む)まで月額内で一元化したい
  • 院長1名または少人数で、まず月5,000円前後から確実に始めたい
  • 将来の解約・乗り換えの自由も含めて、データを自分の資産として持っておきたい
  • 要望を作り手に直接届けたい

どちらでも確認してほしいこと

どのシステムを選ぶ場合でも、契約前に次の3点は必ず確認することをおすすめします(詳しくは予約管理システムの選び方ガイドで解説しています)。

  1. 解約時にデータを持ち出せるか、どの形式か(カルテは5年保存義務があります)
  2. 月額に何が含まれ、何がオプションか(総額で比較する)
  3. お試し期間と、やめる場合の費用

関連記事:整骨院の患者データをExcelから移す


よくある質問(FAQ)

Q. ワンモアハンドからSyncotBaseに乗り換える場合、データは移せますか?

A. 患者情報・施術メニュー・スタッフ情報などの初期データは、Excelから一括取込できます。取込用フォーマットのご案内から初回の取り込みまでを、「初期設計・データ移行の伴走」としてサポートします(初期費用に充当)。ただし、過去の予約データそのものの移行は対象外です。

Q. SyncotBaseはLINEで予約できますか?

A. LINEのトーク内で予約が完結する機能はありません。予約はWebフォームから行い、確定通知や前日リマインドがLINEで自動送信されます(院の公式LINEアカウントを利用)。公式LINEのメニューからWeb予約ページへ誘導する使い方は可能です。

Q. 初期費用は結局かかるのですか?

A. トライアルで終了する場合は全額返金します(振込手数料を除く)。継続する場合のみ、初期設計・データ移行の伴走費用に充当されます。

Q. どちらが安いですか?

A. 基本使用料はSyncotBase Standardとワンモアハンドで同額(月額9,800円・税抜)です。ただしワンモアハンドのオプション料金は非公開のため、総額の比較は使う機能が決まらないとできません。カルテ・問診票まで使う場合はSyncotBaseは追加費用なし、という点が判断材料になります。

Q. 解約したらデータはどうなりますか?

A. SyncotBaseは全プランで、カルテの画像・動画の実ファイルを含む全データをZIP形式で持ち出せます。解約後の一定期間は閲覧・持ち出し専用の状態でアクセスでき、その後段階的に削除されます。解約後もデータが手元に残る設計にしています。


まとめ:全部入りか、シンプルに事故なくか

  • 集客支援まで全部入りで任せたい・キャンセル待ちや保険診療のWeb受付が必須 → ワンモアハンドが向いています
  • 予約とカルテをシンプルに・低コストで・事故なく回したい → SyncotBaseが向いています

SyncotBaseは、無料トライアル(最大2ヶ月)で実際の院の運用に合うかを確かめられます。合わなければデポジットは全額返金(振込手数料を除く)なので、「まず触って判断する」使い方をおすすめします。

まずは2ヶ月、試してみる(SyncotBase公式サイト)

オンラインで相談する(今のシステムの不満の言語化からで構いません)


出典・注記

  • ワンモアハンド公式サイト トップ:https://pr.onemorehand.jp/ (2026年7月28日取得)
  • ワンモアハンド公式サイト 料金・プラン:https://pr.onemorehand.jp/price (2026年7月28日取得)
  • ワンモアハンド公式サイト 機能一覧:https://pr.onemorehand.jp/function (2026年7月28日取得)
  • ワンモアハンド公式サイト LINE公式アカウント連携:https://pr.onemorehand.jp/function/link-line (2026年7月28日取得)
  • 導入実績「5,000店舗突破」は同社公表値(2026年3月時点・公式サイトより)
  • SyncotBaseの料金・仕様は2026年7月時点の自社情報です
  • 本記事の比較は基本使用料ベースです。各社の料金・機能・キャンペーンは変更される場合があるため、契約前に必ず各公式サイトの最新情報をご確認ください
  • 「記載なし」とした項目は、公式サイト上で確認できなかったことを示すもので、非対応であることを意味しません
  • 記載されている会社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です